睡眠時無呼吸症候群

「大きないびきがひどいと言われる」「朝起きても疲れが取れない」「日中に我慢できない眠気が続く」——こうした症状が続く場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。眠っている間に呼吸が止まることを繰り返す病気で、放置すると高血圧・心臓疾患・脳卒中など全身の健康に深刻な影響を及ぼすリスクがあります。ゼルビアオーラルケアクリニックでは、保険診療での口腔内装置(マウスピース)治療に対応しており、建物上階の睡眠外来(内科)との連携体制も整えています。

当院の睡眠時無呼吸症候群治療における特徴

セファロCT撮影による気道の客観的な評価

当院では側方セファロCTを撮影して気道の断面積を測定し、睡眠時無呼吸症候群の状態を客観的な数値として把握します。気道の広さと形状をデータとして確認することで、口腔内装置(マウスピース)治療の適応可否を科学的な根拠をもって判断できます。症状や問診だけに頼らず、画像データに基づいた評価を行うことで、より正確な治療方針の決定につなげています。

セファロCTは矯正歯科の診断でも使用する機器で、顎骨・気道・歯列の位置関係を精密に分析できます。気道の面積が狭くなっている部位や程度を把握することは、マウスピースの設計にも役立てられます。

建物上階の睡眠外来(内科)との密な連携体制

当院の建物上階には町田睡眠メディカルクリニック(内科)が入っており、必要に応じてスムーズな医科との連携が可能な環境にあります。睡眠時無呼吸症候群は歯科的な治療だけでなく、ポリソムノグラフィー(睡眠検査)による精密な診断や内科的な管理も重要になることがあります。歯科と内科が近接して連携できることで、患者様が複数の医療機関を行き来する負担を軽減し、一貫したケアを受けていただきやすい環境を整えています。 中等度〜重度の場合にはCPAP(持続陽圧呼吸療法)が標準治療とされますが、軽〜中等度の方やCPAPが使いにくい方・旅行や出張が多くCPAPを持ち運びにくい方には、歯科での口腔内装置治療が有効な選択肢となります。

保険診療で受けられるマウスピース治療で費用負担を軽減

当院での睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置(マウスピース)治療は、保険診療で対応しています。通院回数は目安として4回程度です。保険適用条件を満たす場合には費用の負担を大幅に抑えながら治療を受けていただけます。保険適用には医科での診断が必要になる場合がありますが、当院では上階の睡眠外来との連携によりスムーズに対応できます。

睡眠時無呼吸症候群とはどのような状態か

睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に気道(空気の通り道)が繰り返し塞がれ、呼吸が止まる(無呼吸:10秒以上の呼吸停止)または浅くなる(低呼吸)状態が繰り返される病気です。医学的には1時間あたり5回以上の無呼吸または低呼吸があり、かつ自覚症状がある場合に診断されます。重症の方では1時間に30回以上繰り返されることもあります。

無呼吸が起こるたびに脳が「息をしなければ」という覚醒反応を起こすため、本人は気づかないままに何十回・何百回と浅い眠りと覚醒を繰り返します。表面的には眠れているように見えても、睡眠の質は著しく低下しており、脳と体が十分に休まらない状態が続きます。

気道が塞がる原因としては、舌や軟口蓋(喉の奥の軟らかい部分)が就寝中に弛緩して落ち込み、気道を塞ぐことが最も多いとされています。肥満・顎の骨格的な特徴(下顎が小さい・後退している)・扁桃肥大なども関連することがあります。

放置するとどうなるか

睡眠時無呼吸症候群を放置し続けると、睡眠の質の低下による生活への支障だけでなく、全身的な健康への深刻な影響が生じるリスクがあります。無呼吸が繰り返されると血中の酸素濃度が低下し、心臓や血管への負担が増大します。高血圧・不整脈・心臓疾患・脳卒中・糖尿病との関連が指摘されており、治療せずに放置した場合に生命予後に影響する可能性があることが指摘されています。

また、日中の強い眠気は、自動車の運転や機械操作の際の集中力低下につながる恐れがあります。症状に心当たりがある場合は早めにご相談いただくことをおすすめします。

主な症状・セルフチェック

以下の症状に当てはまるものがある場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

  • 就寝中に大きないびきをかく
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると同居者に指摘された
  • 十分眠ったのに朝起きると疲れが取れない・頭が重い
  • 日中に強い眠気があり、会議中・運転中に眠くなることがある
  • 夜中に何度も目が覚める・トイレに頻繁に起きる
  • 集中力・記憶力・判断力が低下していると感じる
  • 起床時に口が乾燥している・喉が痛い

歯科での治療方法と流れ

口腔内装置(スリープスプリント)

就寝時に装着するオーダーメイドのマウスピースです。下顎を前方に出した位置に固定することで、舌が後方に落ち込むのを防ぎ、気道を広げていびきや無呼吸を軽減します。CPAPと異なり機器や電源が不要で、携帯性が高く旅行にも持参しやすい点が特長です。

保険診療で対応しており、通院は目安として4回程度です(問診・検査→型取り→装置お渡し・調整→確認)。装置完成後も装着感や効果を確認しながら調整を行い、患者様が使いやすい状態に仕上げます。

医科との連携(CPAP療法)

中等度〜重度の睡眠時無呼吸症候群に対しては、CPAP療法(専用の機器でマスクを通して持続的に気道に空気を送り込む方法)が標準治療とされています。上階の睡眠外来との連携により、CPAP療法が必要と判断された場合もスムーズに対応いただけます。

よくある質問

いびきがひどいだけでも受診してよいですか?

はい、ぜひご相談ください。いびきは睡眠時無呼吸症候群のサインである場合があります。問診とCT撮影で状態を確認し、必要に応じて医科との連携をご案内します。

マウスピース治療で無呼吸は完全になくなりますか?

マウスピースは気道を広げることで無呼吸・低呼吸を軽減する効果が期待されますが、症状の重さによっては効果が限定的なケースもあります。中等度〜重度の場合はCPAPが必要になることがあり、上階の睡眠外来と連携してご対応します。

保険でマウスピースを作るにはどのような条件が必要ですか?

保険適用には睡眠専門医(内科等)による診断が必要になる場合があります。当院では上階の睡眠外来との連携によりスムーズに対応できますので、まずはご相談ください。

CPAPが使いにくくてやめてしまいました。マウスピースに変えられますか?

はい、CPAPからマウスピースへの変更についてご相談いただけます。軽〜中等度の方やCPAPが使いにくい方にはマウスピースが有効な選択肢となります。まずは診察で状態を確認したうえでご提案します。

治療後も定期的な通院が必要ですか?

口腔内装置は定期的な状態確認と調整が必要です。また噛み合わせへの影響を確認するためにも、定期的なフォローアップをおすすめしています。

医院名
ライオン会グループ
ゼルビアオーラルケアクリニック
住所
〒194-0022 東京都町田市森野1-1-21
TEL
042-720-8811
診察時間 月 火 水 木 金 土 日 祝
9:30 - 13:00 ○ ○ - ○ ○ ○ - ○
14:00 - 18:00 ○ ○ - ○ ○ ○ - ○

休診日:水・日曜