インプラント治療には、埋入する部位に一定以上の骨量・骨質が必要です。歯を失った後に時間が経過すると顎の骨は吸収されて薄くなるため、インプラントに必要な骨が不足するケースがあります。ゼルビアオーラルケアクリニックでは、骨量が不足している方にGBR法・ソケットリフト・サイナスリフトなどの骨造成術を行い、インプラント治療への道を開く対応をしています。「骨が足りないと言われた」という方もまずご相談ください。
目次
当院の骨造成術における特徴
インプラント専門施設との連携による難症例への対応力
当院はインプラント治療専門施設「ライオンインプラントセンター」との連携体制を持ち、骨造成を含む難しい症例にも専門的な知識と経験に基づいて対応しています。グループとして7,600症例・23,000本超(1985〜2018年10月時点)のインプラント治療実績があり、骨造成を伴うケースの経験も豊富です。「骨が足りないためインプラントはできない」と他院で言われた方も、まずはご相談ください。
歯科用CTによる精密な骨の評価と治療計画
骨造成術を行う際には、骨の厚さ・高さ・密度を正確に把握したうえで最適な術式と骨補填量を決定することが重要です。当院では歯科用CTを使用して骨の状態を三次元的に詳しく評価し、GBR法・ソケットリフト・サイナスリフトのどの術式が最適かを判断したうえで治療計画を立てています。精密な診断に基づく計画が、骨造成の成功とインプラントの長期的な安定につながります。
骨造成からインプラント・上部構造装着まで一貫した管理
骨造成術とインプラント埋入は同日に行える場合と、骨造成後の回復期間を経てからインプラントを埋入する場合があります。どちらのケースでも、骨造成から最終的な人工歯の装着まで一貫して当院で管理しますので、複数の医院をまたいで通院する必要がありません。骨造成の費用は1歯あたり55,000円(税込・標準的費用)です。
骨造成術が必要な理由
歯を失うと、歯を支えていた顎の骨(歯槽骨)は使われなくなり、時間とともに吸収されて減少していきます。これを廃用性骨吸収といい、歯を失ってから時間が経過するほど、骨の吸収は進んでいきます。また、歯周病の進行によって骨が溶けるケースもあります。
インプラントは骨の中に埋め込んで固定するものであるため、骨の量と質が不十分な状態では安定した埋入ができず、長期的な使用に支障をきたします。骨造成術によって不足した骨を補い、インプラントを安全に埋入できる骨量を回復させることが目的です。
骨造成術の種類と特徴
GBR法(骨誘導再生法)
骨が不足している部位に骨補填材(自家骨・人工骨・同種骨など)を充填し、特殊なメンブレン(遮断膜)で覆うことで、骨の再生を誘導する方法です。骨再生が起こる空間を確保しながら、骨以外の組織の侵入を防ぐことで効率よく骨を再生させます。
インプラント埋入と同時に行える場合と、骨造成後に数ヶ月の回復期間を経てからインプラントを埋入する場合があります。水平方向・垂直方向の様々な骨欠損に対応できる汎用性の高い術式です。
ソケットリフト
上顎の奥歯の部位でインプラントを行う際に、インプラントを埋入するためのソケット(穴)から専用の器具を使って上顎洞の底部(シュナイデリアン膜)を内側から押し上げ、できた空間に骨補填材を充填する方法です。歯肉の切開範囲が小さくて済み、サイナスリフトと比べて術後の腫れや痛みが少ない傾向があります。
骨の高さが5〜7mm程度確保できている場合に適応されることが多く、比較的侵襲が少ない術式です。
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
上顎の骨量が著しく不足している場合に、歯肉を切開して上顎の外側から上顎洞(副鼻腔)の底部を大きく持ち上げ、できた空間に骨補填材を充填する方法です。ソケットリフトより多くの骨量を増やすことができ、骨の高さが5mm以下の症例にも対応できます。
処置の範囲が広いため、術後に腫れや痛みが出やすい傾向があります。十分な回復期間(通常6ヶ月程度)を経てからインプラントを埋入するのが一般的です。
骨造成術後のインプラント治療の流れ
骨造成術を行う場合、インプラント治療全体の流れは以下のようになります。
- 精密検査・カウンセリング:CTで骨の状態を評価し、必要な骨造成術の種類と治療計画をご説明します。
- 骨造成術:状態に応じてGBR法・ソケットリフト・サイナスリフトを実施します。
- 回復期間(骨造成術とインプラントを分けて行う場合):骨が十分に再生するまで数ヶ月間待機します。
- インプラント体の埋入:骨造成と同時または回復後に埋入手術を行います。
- 骨との結合期間:インプラントが骨としっかり結合するまで3〜6ヶ月待機します。
- 上部構造の装着:人工歯を装着して治療完了です。
- 定期メンテナンス:3〜6ヶ月に1回の定期管理を継続します。
よくある質問
骨造成術はどの程度の侵襲がありますか?
術式によって侵襲の程度が異なります。ソケットリフトは比較的侵襲が小さく、術後の腫れや痛みも少ない傾向があります。サイナスリフトは処置範囲が広いため、術後に腫れや痛みが数日間続くことがあります。いずれも麻酔を使用して処置しますので、処置中の痛みは抑えられます。
骨造成とインプラントは同日に行えますか?
骨の状態によって異なります。GBR法はインプラント埋入と同時に行えるケースが多くあります。サイナスリフトでは骨造成後に回復期間を設けてからインプラントを埋入することが一般的です。CT撮影で状態を評価したうえでご説明します。
骨造成の費用はどのくらいですか?
骨造成術は1歯あたり55,000円(税込・標準的費用)です。インプラント本体の費用と別途かかります。詳しくはカウンセリング時にご確認ください。
骨造成を行えばどんな状態でもインプラントができますか?
骨造成によって対応できる範囲は大きく広がりますが、全身的な健康状態や骨の状態によっては難しいケースもあります。骨量が極めて不足している上顎には、ザイゴマインプラントという別の選択肢もあります。まずは診察でご相談ください。
骨造成術に使う骨補填材は安全ですか?
使用する骨補填材は安全性・有効性が確認された素材を使用しています。素材の種類(自家骨・人工骨・同種骨など)によって特性が異なりますので、患者様の状態に合ったものを選択し、事前に丁寧にご説明します。